自己啓発本の類はあまり好きじゃないし、
コンサルティングとか
マネジメントという
カタカナにはあまりいい印象を抱いていない。
事業についての無知からくるものだろうけれど、
なんとなく感じさせるその「実体のなさ」が、
あまり気持ちよくないからだ。
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だから本日、
大豪邸に住む大富豪の取材に、
これほど心揺さぶられることになろうとは
想像だにしていなかったのです。
でもなぜ!
昨日ではなく今日なんだ、と心がざわついたけれど、
時、すでに遅し。
編集者は
取材中に個人的な相談までし始めるし、
不思議な空気の漂う1時間。
そしてさらに、
お土産に持たされた一冊*に、
これまた衝撃が走り
「なんだって
今日、この本を読むことになっているんだ」
と家の廊下に立ちつくす。
きっと、いまの、
「昨日の今日」というタイミングで
この本を読むことに
何らかの意味があるのだろうとさえ思い始める始末。
なんかバカみたいな運命論者的発想だけど、
そう思ったのだから仕方ない。
そして私は、
「よし、住む家を変えるべきなんだ」
と、
はっきりと、直感的に、そう思ったのでした。
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『ユダヤ人大富豪の教え ふたたびアメリカへ篇』
(本田健著、大和書房)