10月到来。
あと3カ月で2011が終わるということである。
あぁ。
2011という年を
私は生涯忘れないであろう
などとミスチルの365日を聞きながら
思いふけっている。
まだあと3カ月残っているのに。
神宮ナイターは肌寒く、
それだけでなんかしんみりするものです。
優勝争いは大変熱く、一戦必勝なのではあるけれど、
物理的に寒いというミスマッチ感を何ともうまく処理できない。
スポーツ観戦は、
「あちー」と文句を言いながら観るに限るものだなと
改めて思う。
・
久しぶりの駅に降り立ち、
某総合病院へ向かう。
退院間近の、すごぶる元気な(元気を持て余している)母に会いに。
この病院は、自分も10年前に入院していたところで、
すごくあたたかい思い出が蘇る。
症状にもよるけれど、
女性の大人数部屋というものは活気があるものである。
数日しか入院していないのに、
同部屋の「入院仲間」の病状や経過はもちろん、
仕事や家族構成まで知っていて、
もはや何かのサークルか? くらいの様相である。
おばちゃんの会話力の高さには驚いてしまう。
私が入院していたのは特に「婦人科」だったため、
いる人は全員「女しかならない病気やその他」を抱え、
その“見えない絆”パワーはすごかった(ように記憶している)。
「もう私なんて○○で大変よー。あんたなんて大丈夫よ!」
「あらそーぉー? あ、私、検査結果聞いてくる時間だわ!」
みたいな、根拠なき励まし合いと明るさに
大変救われたのである。
10年ぶりに同じ病棟に来て、
「ああ、あの入院の日々は楽しかったなー」としみじみ思い出す。
居心地のよい病院って、
素敵ですね。