友人が、妊娠しました。
厳密には、久しぶりに会ったら、妊娠をしていました。
「友人」というよりも「心友」という感覚の方が私には近くて、
とても大切な女性で、
感受性を垂れ流しにしていた学生時代を
ともに騒がしく、愛情深く過ごした
かわいくて優しくて天使のような女の子。
その子がもうすぐ母になる事実に、
私は、ものすごい衝撃を受けてしまいました。
男の友人が「パパになる」とはまったく違う、
彼女が「何か圧倒的に違うフェーズにいる」ような感覚に
寂しさを覚えてしまったのかもしれません。
青春なんてものは、もうとっくに過ぎ去っているのかもしれないけれど、
彼女とバカみたいに悩みを話しこんで、海外旅行先のカフェで好きな音楽を聞いて、
恋バナばっかりしていた毎日が、
しゅるるるーと過去の箱におさまっていくような感覚がしたのです。
その切なさみたいなものが、
いまだ感じたことのない感情となって自分を覆っていて
わたしにとって、
彼女がすごく大きな存在だったことに
改めて、気づきました。
心のどこか大切な部分を心のままに共有してきた数少ない人だったのだ! って。
・
最近、
ママになっていく人が本当に多くて、
この世界に新しい命を生み出そうとする
その偉大なことに、くらくらしてしまっている。
まったく誇張しているつもりがなく、
キセキだな、と思う。
なんだか、
祝福している感がまったくないような文になっているかもしれないけど
決してそうではないのです。
・
涙が出てくるような出来事でした。
彼女の子どもに会ったら、
わたしはその子にすごい愛情を抱くんだろうな、と
お気楽かもしれないけれど、
そう
心から思ったのでした。